昨年末にリモート研修を行ったさいに、あきらかに対面教育に劣る点が判りました。EY-Officeでは対面で長年にわたり教育を行ってきたので、リモート教育には少し違和感を感じていましたが明確な理由には気付けていませんでした。
Bing Image Creatorが生成した画像を使っています
EY-Officeの教育のスタイル
EY-Officeの教育ではコードを中心にすえて講義と演習を組み合わせて行っています。
演習中は受講者は四苦八苦しながらコードを書いていますが、対面教育では講師の私は受講者の席を巡りながら受講者のPCをのぞきこみ、進行具合をみたり質問を受け付けたりしています。
受講者は一生懸命に自力でコードを完成させようとしますが、ちょっとした事で行き詰まっていたりします。受講者がそのような状況にいるのを見つけると、正解を発見できるような質問をしたり、ヒントを与えたりします。
さらに複数の受講者に教えている場合、演習の進み方は個人個人でかなり差がでます。ベテランプログラマーや、頭の良い方はヒント等が無くても演習を完成できますが、初心者の方は詰まる事が多いのです、巡って個別指導できるのがEY-Officeの教育の良い部分だと思います。
リモート研修では
Zoom等を使ったリモート教育でも講義の部分は問題ないと思います。受講者の顔が見えるので顔色をみながら対面と同じように進められます。しかし、演習の時間になると顔は見えますがPCの画面は見えません。
ときどき受講者に演習の進捗を確認しますが「頑張ってやっています」的な回答の場合は、講師側から出来ることがありません。
ここで「上手く行っていません」という回答があれば、受講者のPCの画面を共有してもらい、エディターやターミナルなどを見せてもらえるとヒントを出したりできます。
ただし日本では「上手く行っていません」というのに抵抗がある人が多いです、また画面共有して自分の上手く行ってないコードを受講者全員に見せるのに抵抗を感じると人もいると思います。
どうしら良いのでしょうか?
もしZoomに特定の受講者のPC画面を講師が簡単に見ることができる機能があれば良いのですが、無いようです。
画面が動画で見える必要はないので、受講者がスクリーン・ショットを取って講師に転送できれば、良いのでしょうか?このレベルのアプリなら作る事ができそうです。
いや、スクリーン・ショットはWindowsでもMacでも簡単に取れるので、スクリーン・ショットを撮ってもらいZoomのチャットで送信してもらえば良いのかな?チャットは特定の人と行えるプライベート・チャットがあるようですね。
工夫すれば、少し改善できそうですね・・・
ただし教育の効果を考えると、やはり対面の教育は素晴らしいですね。