先週12月5日、ついにReact v19が正式リリースされました 〜 🎉
また、先週は少し変わったReactのセミナー・教育を行ったので、それも書いておきます。
React v19正式リリース
私も長年オープンソース・ソフトウェアを使っていますが、RC(Release Candidate、リリース候補)が出てから正式リーリースまでが、こんなに長かったのは初めてです。
npm info react --json
で今までにリリースされたReact19を見ると
バージョン | npm | 日付 |
---|---|---|
アルファ版(?) | 19.0.0-canary-2b036d3f1-20240327 | 2024-03-27 |
ベータ版 | 19.0.0-beta-94eed63c49-20240425 | 2024-04-25 |
RC版 | 19.0.0-rc-915b914b3a-20240515 | 2024-05-15 |
正式版 | 19.0.0 | 2024-12-05 |
RC(リリース候補)が出てから正式リリースまでが7か月もかかったわけですね!
私は教育を行っていますが、なるべく最新のバージョンで教えたいと思っています。しかし問題がありReact19RCを教育では使えず、テキストにReact19以降ではこのような機能が使えるようになりますと書き・説明するのみでしたが、これからはReact19を基準に教える事ができます。
また、公式ブログでReact19に関連したものをあげると、以下がありました。
- React Labs: What We’ve Been Working On – March 2023 2023-04-22
- React 19 Upgrade Guide 2024-04-25
- React Compiler Beta Release 2024-10-21
- React v19 2024-12-05
さて、React v19ブログのWhat’s new in React 19には以下のような事が書かれています。
- Actions (useTransition, useActionState,
<form>
Actions, useFormStatus, useOptimistic, use)- 非同期のフォーム更新を行える機能
- React Server Components, Server Actions(Server Functions)
- サーバー側でレンダリングされるコンポーネント、サーバー側関数のクライアントからの呼出し
- Improvements in React 19
- 従来からあった機能の改善
先週おこなったReactセミナー・教育
EY-Office教育のReact入門コースでは、3日間でjQueryなどを使ったプログラマー向けの教育や、プログラミング初心者向けの5日間のReact教育行っています。
しかし今回は、以下のような構成で行いました。
- 1日目は、たくさんの開発者に向けたReactの紹介セミナー
- 2、3日目は、Reactを採用した直近のプロジェクトの開発者が、Reactを使ったフロントエンドを開発できるようにする教育
いわゆるネット企業では大分前からReactは使われていましたが、業務アプリ等を作っているSI企業でもReactが導入されてきているようです。
そのような企業には、今回のように広くReactを知ってほしいという要望と、ちゃんとReactを使えるようにしたい要望の両方があると思います。
EY-Officeではこのような紹介セミナーと教育をかねた教育も行えます。既存の教育サービスでは困っている方は、ぜひお問い合わせください。