azuさんがメンテの止まっていたGitBookをForkして作った、HonKitをリリースしてくれました! 詳細はGitBookをForkしてHonKitを作りましたを読んでください。
EY-Officeでは最近の教育用テキストはGitBookを使っていました。GitBookはメンテが止っていて最新のNodejsでは動かないなどの問題を抱えていましたが、がまんして古いNode.jsで使っていたのです。
そして、GitBooksからHonKitへの移行はスムーズでした。 Great!
https://github.com/honkit/honkit
EY-Officeテキスト作成ツールの歴史
EY-Officeの教育用テキストは、過去にはいくつかのソフトを使ってきました。今回このブログを書くにあたり調べてみました。
wiliki + wkhtmltopdf
2008年ころはwilikiというWikiで原稿を書き、それを wkhtmltopdfを使いPDFを作成していました。 EY-Officeの教育用テキストに詳細を書いてますね。
私はLisp好きなので当時はGaucheという手軽に使えるLisp(Scheme)を使ってツール等を作っていました。 そういえば@ITでGauche入門記事を書いたりしていましたね。
PDF作成に使っていたwkhtmltopdfは、初期のバージョンでコンパイルして使っていました(WebKitを元に作られていたので当時のMacBook Proでコンパイルに30分くらいかかっていました)。
Jekyll(Textile) + wkhtmltopdf
2012年になりJekyllといRubyで作られたStatic Site Generatorを知り使う事にしました。
wilikiはWebベースなので原稿の編集はブラウザーのTextareaでしか行えませんでしたが、Jekyllは原稿をエディターで書けるのが最高に良かったです。
また、当時は色々なマークアップ言語が乱立していました。TextileはRedmine等で使われていて、当時はメジャーそうだったので使っていました。
Jekyll(Markdown) + wkhtmltopdf
2015年にはMarkdownマークアップ言語がメジャーなり、色々なツールがMarkdownを使うようになりました。
最初のMarkdownは機能が限られておりTextileからの移行は難しかったのですが、GitHubの拡張Markdownなどがあらわれ移行可能になりました。そこで簡単なコンバータソフトをRubyで作りMarkdownに移行しました。
GitBooks + ebook-convert
一昨年あたりからNode.js(JavaScript)のツールも使うようになりGitBookを知りました。
wkhtmltopdfやJekyllは美しいPDFのドキュメントを作ろうとすると横幅や画像の扱いで問題があり、出版専用ソフトに比べると見劣りしていまいした。しかしGitBookはかなり美しいPDFを生成でき驚きました。
ところが、最初に書いたように開発が止まっていました。GitBooksは最新のNode.jsではインストール出来なかったので nvmを使い古いバージョン11のNode.jsで使っていました。
PDF作成にはebook-convert を使っていますがGitBookに組み込まれていて意識せずに使えるのも良い点です。
HonKit
そして先日、HonKitがリリースされました。
GitBooksからHonKitへの移行は、① GitBooksのアンインストール、② HonKitのインストール、③ package.jsonのscriptsの簡単な変更、以上。と兆簡単でした。
azuさんありがとうございます !!