新型コロナウイルス感染症の世界での拡大に、日々Worldometers(リアルタイム世界統計)のCoronavirusページをアクセスしてしまい不安になってしまいますが、必ず来る新型コロナウイルス以後の世界について書きたいと思います。
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テレワ一クの普及
政府の不要不急の外出を控えるよう呼び掛けにこたえ、IT業界では在宅勤務をしている方の多いかと思います。企業の正社員テレワーク実施率は13.2%—パーソル総研調査 のように全ての企業で在宅勤務が行われているわけではないようですが、レガシーな企業でも在宅勤務を経験されている方も増えていると思います。
しかし、テレワ一クに上手く対応できている企業は 緊急テレワ一ク1ヶ月目、GMO熊谷正寿代表に聞く『成功する在宅勤務』の秘訣 のように生産性は高まっているようです。
社員は、通勤地獄がなくなり家族との時間も増えるのは想像しやすい事ですが、経営層にも従業員一人当たりのオフィススペース・コストが下がるなどのメリットをもたらし、21世紀の新しい会社のスタイルが見えて来たのではないでしょうか。
EY-Officeは長年在宅勤務です
2000年に設立したEY-Officeは、当初から在宅をメインにすえていました。初期は出向して働く事もありましたが、現在は教育以外の仕事はほぼ在宅で行っています。
幸運な事に自宅マンションは、ネット接続速度以外は良い環境なので自宅で快適に仕事をしています。在宅だと自分のペースで仕事ができ家族との時間を充分に取れ、子供が小さいときにはとても助かりました。もちろん忙しくなると休日や深夜にも仕事をしますが、通勤時間や無駄な打ち合わせ時間もなくストレス低くく仕事をしています。
(ネット接続速度ですが、古いマンションなのでマンション内はVSDL接続です。先ほどインターネット速度テストを行ったところダウンロード25Mbpsでした ^^;)
ソフトウェアの重要性が再認識される
テレワ一クが上手く出来るかどうかはITにかかっていると思います。今回の在宅勤務でビデオ会議ソフトのZoomで注目されました、Slackもレガシーな企業にも導入されるているようです。
タスク(イシュー)管理の Jira、backlog、
Redmine、GitHub Issue なども導入が進んでいるのでしょうか・・・
電話、FAX、テレビ電話等ではテレワ一クは出来ません。ITが必須のインフラだと気づいたと思います。
お役所やレガシーな企業内には SIer の作った、レガシーな業務システムが使われていると思います。従来の書類ベースの業務をコンピュターに置き換えただけに近いソフトで、しかも業務が実現できるだけで UI/UX など考慮されていない、仕事のために仕方なく使っていなるソフトだと思います。
そのようなシステムにふれコンピュター嫌いになってしまった、経営者や経営者に近い人たちもテレワ一クで Zoom や Slack のような現代的なソフトに触れ、ソフトウェア(ネット)の重要性に気がついた人が増えたのではないかと思います(増えていてほしいです)。
若い人達はとっくの昔にわかっていた事がやっと、会社や社会に影響ある人達に伝わって行くのではないかと・・・
理想的な未来像
今回の新型コロナウイルス感染症によって社会は大きな打撃を受けますが、その後は日本はIT後進国だった事を認識して、新たなITの重要性に基づく社会になってほしいと思います。