3月21日,22日(23日)に開催された try! Swift Tokyo 2019に参加しました。
try! Swiftは iOS / macOS の開発言語であるSwiftを中心した、iOS / macOS アプリ開発者の技術カンファレンスです。
try! Swift は2016年にTokyoで始まりましたが、New York, San Jose, Bangaloreなど海外でも開催されている国際カンファレンスです。参加費は $260からと高めですが、それに見合うカンファレンスだと思います。
try! Swift Tokyo 2019のような国際カンファレンス参加するメリットは
英語にふれる
国際カンファレンスでは発表者の半分以上は日本人ではなく英語でスピーチします。また参加者の何割かも海外から来た人で仲間とは母国語で話していますが、英語を話せる人達です。
プログラマーはGitHubや各種ドキュメントを通じて日々英語を読んでいると思いますが、ダイレクトに英語のスピーチを聞いたりパーティーで話したりするは少ないのではないでしょうか?
同時通訳はありますが、日本に居てほぼ1日英語の中で過ごす機会はそれはど多くは無いと思います。英語がそれほど得意でなくてもプログラミングのテクニカルタームは英語であり、スライドと合わせるとで通訳が無くても、英語に集中する事で内容は理解できると思います。
多様性
国際カンファレンスは参加者はいろいろな国、人種の方が登場します、また女性のスピーカーも多いです。またトークの内容も今回の try! Swift では、デザインや哲学的、社会学的な話などありました。
魔法の法則 はそんなトークでした、哲学的な興味深い話でした。 Dave DeLong 氏は情熱的ですがゆっくとし分かり易いトークで、英語力の弱い私も十分に感銘しました。
また最後のトークは 次へつなごう はアメリカで働く日系人のダイバーシティに付いての話でした。このな話は多様性の少ない日本ではあまり感じられない有用なトークでした。
当然ですが技術的な話も多数の気付きのあるトークがありました、Keypath入門 は全く知らない技術で、その有用さに驚きました。
モチベーション
技術的な情報はネットを通じてカンファレンスに参加しなくても入手できます、しかしネットでは伝わらない物があると思っています。
技術は科学的な成果で論文・数式・コードなどの客観的なものです。しかし、なぜその技術が生み出されたのか、それをどのように使っているのかには、その人ごとに物語があります。このようなカンファレンスで聞くトークには、その物語が語られる事で、より技術を深く知ることが出来ると思います。
過去の話シリーズ: シリコンバレーからの影響 に書いたように私がサラリーマンを辞め独立して働いてるいるのは、 米国に行って感じた事・考えた事、人々の態度や考え、会社や街の雰囲気、カリフォルニアの青い空・・・ それらが大きく影響を与えていると思います。
国際カンファレンスに参加する事は、短時間ですがいつもの仕事やいつもの人々をとは違う環境で、特別な時間を過ごせるチャンスだと思います。そして新たな発見や知見が得られる場所だと思います。