EY-Officeのホームページは Jekyll というソフトを使って作っています。ホームページ作成には WordPress がよく使われていますが、最近 スタティック・サイトジェネレータ (Static Site Generator) と呼ばれる WordPress 等とは違う方式のソフトが使われはじめています。
スタティック・サイトジェネレータには Jekyll 以外に、Next, Hugo, Gatsby, Hexo 等 たくさんのソフトがあります、これらのソフトを使うと WordPress と同じように簡単にブログや統一性のあるサイトを作る事が出来ます。
WordPressと大きく違うのは、PC上でサイトを作ると HTML・CSS・画像・JavaScript のコンテンツ(ファイル)が生成され、それらのファイルをサーバーに送するだけでサイトは完成します。
WordPressでは記事等はMySQLなどのデータベースに入っていて、サイトにアクセスがあるとPHPのプログラムが動きコンテンツが生成されブラウザーに送られます。
スタティック・サイトジェネレータの長所は:
- サーバーにPHPやMySQL等をインストール・設定する必要がない。サーバーにはApache,Nginx等のWebサーバーのみインストールすればよい
- したがて、安価なサーバーで大量のアクセスをさばける
- PHP等のソフトウェアが無いので、セキュリティーホールがほぼ発生しない
- WordPress, PHP, MySQL等のソフトのバージョンアップ作業が必要。バージョンアップ等のメンテナンスを怠るとセキュリティーホールを放置することになり危険
しかし欠点もあります:
- PCにJekyll等のソフトをインストールする必要がある
- ネット(書籍)の情報が少ない
- プラグインやテーマがWordPressほど豊富ではない
- 検索、問い合わせ、コメント等のユーザーのアクションで動的にコンテンツを作成・変更できない
最後の動的なコンテンツが扱えないのは大きな欠点ですが、JavaScriptと外部のサービスを組み合わせる事である程度は可能です。
EY-Officeのホームページはお問い合わせのみ独自のプログラムをサーバーで動かしています。
企業ページのように、お問い合わせ以外はスタティックなページのサイトには、運用が楽なスタティック・サイトジェネレータが向いているのではないでしょうか。