iPhone/iPadアプリ開発の書籍 「はじめてのiPhone/iPadアプリ開発」 を執筆しました。
この本は、今までJavaやC#, Ruby、PHP等を使いWebアブリなどを開発してきた方が、iPhone/iPad のアプリ(iOS アプリ)を開発するのに必要な技術の基本を、一冊で学べることを目標に書きました。
iOSアプリ開発に必要なスキルは、以下になるかと思います。
- Mac OSの操作
- 開発ツールXcodeの操作
- Objective-C 言語
- GUIプログラミング
- オブジェクト指向
- iPhone SDKの知識
- 英語ドキュメントを読める
1.
は問題ないと思います、また 7. は重要ですが技術書としては範囲外です。
この書籍では、それ以外の 2. 〜 6. をカバーしています。この中で、iOS開発の難関は ほぼApple独自の Objective-C 言語だと思います。
Objective-C は C言語にSmalltalk由来のオブジェクト指向を乗せた言語です。Objective-Cはオブジェクト指向以外の部分は、C言語そのものです。
C言語はコンピュータの性能を活かせるプログラミング言語ですが、そのぶんポインターなどコンピュータの仕組みに根ざした知識が必要になります。また、P言語に比べるとちょっとした事を行うにもたくさんのコードが必要になります。
最近の開発者の方は普段の開発は JavaやC#または、PHP,RubyなどのP言語やJavaScriptなどがメインで C言語を知らない方も多くいます。そこで、この書籍では Objective-C を学ぶのに、C言語から始めています。
このように今までEY-Officeで行った iOS教育で得られた知見が、この書籍にはいかされています。