この夏、ある企業で4回に分けて20人ちかい方に、Ruby on Railsの教育を行いました。その企業の教育担当の方から受講者へのアンケート結果を見せて頂きました。
写真は ”FreeDigitalPhotos.net” から
アンケート結果には、成果、内容、講師の評価などいろいろと書かれていますが、ここでは EY-Officeの教育の良い点と、悪い点のいくつかを上げてみたいと思います。
良い点
箇条書きの部分がアンケート結果の内容です、その下に私のコメントを書きました。
基礎知識やバックグランド
- Ruby以外にhtml,webの仕組みを理解できた
- Ruby言語だけでなく、最近の開発スタイルに聞けて良かった
- 補足説明が多く分かりやすかった
EY-Officeの教育では、技術の使い方やうわべだけを教えるのではなく、その技術の基礎知識やバックグランドなどを説明しています。ソフトウェア技術者は単なるプログラムを作る作業員ではありません。現実の難しい問題を技術力で改善して行けるエンジニアになるためには、技術の基本的なことを理解しているは重要です。
実習を重視する
- 実習が多く内容を身につける事が出来た
- 例となるソースコードが多く分かりやすかった
やはりプログラマーはコードから学ぶものです。単なるお勉強ではなく、講習終了後すぐに Ruby on Rails開発プロジェクトに参加しても(微力だったしても)戦力に成ってほしいなと思っています。
人数限定
- 少人数で良かった
- 質問しやすく良かった
- 質問に丁寧に対応してくれた
- 分からないところを一人づつ解決してくれた
EY-Officeの教育では、1回の教育は 6人程度までとしています。人数を制限しているのは、実習におもきを置いているからです。
実習では、一人一人の進み具合を見ながら、その人が何に悩んでいるのかを見極め、答えを教えるのではなく、解決のためのヒントを伝え、本人の力で 例題を完成させてもらうようにしています。
悪い点
箇条書きの部分がアンケート結果の内容です、その下に私のコメントを書きました。
誤字
- テキストに誤字が多い
テキストは、新たな講習がある度に、最新のRuby on Railsに対応したり、以前の講習から分かりにくいと感じた部分を改良したりしています。その分、テキストに新たな誤植が入ったりしています。テキストに関してはもう少し時間をかけて改善して行たいと思います。
講義の進め方
- 喋るスピードが速かった
- 説明が一足飛びになる事があった
気をつけます・・・・ 私自身の講師力を高めていかないといけませんね。
コースの前提条件
- Java等の前提知識ありきで難しいところがあった
- COBOL開発者には難しい
EY-OfficeのRuby on Rails 3日コースは、既にJavaやPHP等でWebアプリを開発している方を対象に作られています。今回の講習ではWebアプリの開発経験がない方も含まれていました、初日に今までの開発の経験や現在の業務をインタビューして講習内容を多少アレンジしながら行っていますが、やはり3日コースでWewbアプリ開発の経験のない方への対応は難しいですね。
総評
アンケート結果からもEY-Officeの養育への満足度は高く、その企業では引き続きEY-Officeの教育を採用して頂きました。