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BankcodeJP APIを使ってみた

今回は小ネタです。

サービスで銀行振り込みをサポートしようとすると、銀行名や口座番号などを登録してもらう事になると思います。銀行(金融機関)には全国銀行協会が管理する銀行番号が付いていますが普段はあまり意識しませんよね、また大きな街だと1つの銀行の支店が複数あったりするので、ユーザーの登録が正しいかを確認する必要がありますよね。

また、画面で銀行や支店をドロップダウンリストで選択できると良いですが、銀行の数は500以上あるようですし、それぞれに支店があるのでデータを自前で準備・メンテするのは大変ですよね。

japan-financial-institution-code Bing Image Creatorが生成した画像を使っています

BankcodeJP API

BankcodeJP APIは、そのような時に役立ちそうなAPIです。金融機関やその支店を名前やよみがなで検索できます。しかも情報は適宜、最新に更新されているそうです。

今回、ある仕事でBankcodeJP APIを使う機会がありました。有料サービスですが、登録するだけで使えるFREEプランもあり開発等に困りませんでした。

APIは以下があります

  • 金融機関API : 銀行の検索
    • 正式名、よみがな(ひらがな)の検索はワイルドカードも使えます
  • 支店API : 指定した銀行の支店検索
    • 正式名、よみがな(ひらがな)の検索はワイルドカードも使えます
  • 曖昧検索API : 正式名、ひらがな、カタカナ(全角・半角)で部分一致検索
  • 金融機関種別API : 金融機関の分類の一覧
  • バージョンAPI : データの最終更新日時が取得できる

感想

シンプルなAPIですし、APIリファレンスも簡潔に書かれていて開発者には判りやすいと思います。

今回の仕事では、React-Selectと組み合わせ、よみがな等で絞り込み検索できるようにしたので、FREEプランの リクエストレート : 1 回/秒 の制限に引っかかる事がありスムーズには動きませんですが、有料プランなら問題が起きないと思います。

このAPIサービスを提供しているのは、FAQページによると会社や団体ではないようです(個人事業主なのかな?)。
このような情報やAPIが公式な団体から提供されていない日本では、こんなニッチな市場があるんですね。

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